アルミ缶には、何回も再生できる「CAN to CAN」の特長があります。一般的にリサイクルするとリサイクル前より品質が低下してしまうことがほとんどですが、アルミの場合は同じ品質にすることができます。リサイクル率が高いのもこの性質があるからです。

一度金属となったアルミを再生する場合には、新地金を作る時に比べ約3%というわずかなエネルギーで再生可能です。したがって、リサイクルすれば約97%ものエネルギーを節約できることになります。

日本アルミニウム協会の調査によると、アルミ缶、ガラスびん、ペットボトルのなかで、アルミ缶が最もコストをかけずにリサイクルできることが明らかになりました。自治体などのボランティア活動で、アルミ缶リサイクルをした場合、回収量に応じて収益金が得られます。